売れている順番
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粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯 (文春文庫) |
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価格:¥ 470(税込)
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【俺達の評価】 4.0点(5点満点)
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【俺達はこんな本も買っている】 もう、きみには頼まない―石坂泰三の世界 (文春文庫) |
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【俺達のコメント】
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01.
昨年(2007年)城山三郎氏が世を去られ、取り上げられることが多くなった。
以前学生時代、作者の本は数冊読んだが、本書は題名に惹かれ読んでみた。高齢になってから国鉄総裁を引き受け、自らを『ヤングソルジャー』と称した石田禮助。その人となりが、想像を喚起させてくれるエピソード、読みやすい文体で綴られている。
『粗にして野だが、卑ではない』
現在の日本の指導者で、「卑ではない」と己を言い切れる人がいるだろうか。否、日本国民に「卑でない」生き方をしている人がいるだろうか。藤原正彦の「国家の品格」や坂東眞理子の「女性の品格」が売れたということは、昨今は「粗にして野、しかも卑である」生き方がまかり通っている証であろう。強ければ「卑ではなく」いられようが、人間は弱いときに卑怯・狡猾になるものである。そして、いつも強くいられないのが人間なのであり、だから城山三郎は「卑ではない」生き方、気骨のあるいき方を通した石田禮助に惹かれ、その生涯を書きたかったのではないだろうか。
明治の人の気骨のある生き方を読み取れる良書。
02.
この言葉が最近頭からは離れません。
時代を超えて若い自分にまで鮮烈に響いた言葉である。
今の時代が本当に必要としている偉人なのかもしれない。
当時の石田礼助のやり取りを想い描くと時折クスッと笑いがこみ上げる
まっすぐで裏表が無く意思のある姿勢に惹かれました。
是非一読をお勧めします。
03.
石田禮助がではない。城山三郎のこの本がである。一息に読み通す
ことはできたが、それは読者を引きつけてやまぬというようなもの
ではなく、深みがなくする〜〜っと上っ面を滑って行くような筆致
であるが故にである。単調で底が浅い。
そろそろ深まるのか、そろそろ盛り上がるのかと思いながら読み進
む内に、いつの間にか巻末に至ってしまった。かと言って余韻とか、
行間の風情というものとも無縁。
石田禮助という人物を讚えたいというか、大いに共感を以て描いて
いるはずであるのに、この白々しい読後感は何だろう。
城山三郎は本当に石田禮助を肯定的に評価しているのだろうか。本
当にほれているのだろうか。何かこう、褒めなきゃいけないハメに
なって、しかたなく褒めてみたものを読まされたような気分なのだ。
世評の高い本なので期待して読んだのだが、☆は二つでご勘弁。
04.
石田 礼助さんの一本筋の通った生き方。今の時代にこのような生き方が出来る人はなかなかいないと思う。『祖にして野だが卑ではない』という意味をこの本より痛感することが出来た。とっても素晴らしい生き方であると思った。この世の中・・・何が大切かを考えさせられる一冊です。
05.
出張の機内で読み始めた。大変読みやすい本で あっという間に読み終えた。
読んでいて 最近人気の白川次郎を思い出した。白川ほどのエリート生まれではない分 石田の方が泥臭い。但し その泥くささは 実は「泥をかぶってきた」という面が見えて大変面白かった。白川の方が やはりお坊ちゃんであったのだと思う。
本当の石田が かように格好良い人であったかどうかは 僕にして知りようが無い。但し 読んでいて 石田が 本書に書かれていた通りの人であることを強く祈ったものである。それほど 明治生まれの気骨を強く感じた次第だ。
最近 「骨太」「鉄骨」等 骨という感じを使うものが増えた。それだけ僕らに骨がなくなってきたのだと思う。体の骨は時として脆くなるが 心の「骨」は 骨粗症になるべきではない。そんな城山のメッセージを強く感じた。
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