経済・社会小説


売れている順番
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青年社長〈下〉 (角川文庫)
価格:¥ 680(税込)

【俺達の評価】
4.5点(5点満点)
【俺達はこんな本も買っている】
青年社長〈上〉 (角川文庫)
【俺達のコメント】
01. 前編を読んでしまったので、まあ下巻も読んでみました。
やっぱりドン引きの連続。
特に創業以来の盟友であるK氏を「生臭い」とまで断罪してます。
このK氏、かぶらやフードサービスという会社を立ち上げているので、是非HPの社長挨拶を読んでみて下さい。(ワタミに対するアンチテーゼが呈されています)
周りの人間を虫の如く踏み潰しても何の痛痒も感じない(気が付いてないだけだと思いますが)この社長、上下通して読んでみて嫌いになっちゃいました。
但し彼はリーダーには向いてますね。それは認めますが、凡人はあまりこの本に影響されない方がいいと思います。でないと美辞麗句に踊らされる労働奴隷になってしまいますよ。

02. 上巻が圧倒的におもしろいのに、下巻は急降下。
会社がどんどんでかくなり、
多少の問題じゃびくともしなくなったから、
話がつまらなく感じてしまうのかもしれないけど、
上巻の血肉湧き踊る大冒険がなりをひそめてしまうのは非常に残念。

ま、上巻読んだたらつきあいで下巻も最後まで読んだけど、
作者はワタミ社長本人じゃないんだから、
下巻も単に事実を時系列で追うだけじゃなく、
もっとドラマティックに描く工夫をしてほしかった。

上巻のおもしろさは残念ながらほとんど期待できません。

03. 小説形式なので、渡邉氏が社会に認められ、
たくさんの人に支えられていく様子がよくわかった。

その他、

・銀行とのやり取り、銀行の権限と強さ

・不動産屋とのやり取り、取得と解約の難しさ

・大企業との資本の論理、子会社化と株式について
 大企業との上場前後のやり取り、信頼と確執

・撤退の意思決定

・人事、人材のこと。社員の罪と配置転換、降格と昇格。
 引き抜きと流出、引き留め…

・信頼、信用、裏切りと救い。


タメになることが満載だった。
ぼんやりとした起業の初期のやり方がよくわかった。
業種と時代は異なるが、基本コンセプトは変わらないだろう。
事実に基づくノウハウと気づきは今後役に立つと思った。




04. 株式公開に向けて前進したかに見えたワタミ。
KEI太の伸び悩み、唐変木の業績悪化、日粉からの子会社化の圧力、社員の不正や飲酒事故、そして創業以来の仲間の退職と幾つもの苦難が押し寄せます。
しかし、国際証券の豊田氏との出会いをきっかけにして思いを更に強くし、長年の目標だった店頭公開を果たします。
大きな目標を達成するには、"日付を入れた夢"という計画に沿った周到な準備と周囲を取り巻く人間との理解や協力が必要だという人生訓とともに、苦難な時代に培った経営哲学が今のワタミの礎にあるような気がしました。



05. 下巻では、引き続き社長のカリスマ的な魅力とともに、ワタミの従業員に対する考え方、育て方がよくわかる。
ワタミの文化にしっかりマッチする人を見極め、充実感のある仕事をしてもらう。挑戦をさせ、実力主義で能力を認めると同時にはっぱをかけ成長させる。そして、その人間を大切にする。会社において人と、その人々の気持ち、ベクトルをまとめて調節して進めていくリーダーの重要性を強く感じた。

また、体の思い亀になって、強く、じっくり、しっかりと前に進んでいこうという思想は印象に残った。

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