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成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
(野崎 稚恵)
価格:¥ 1,500(税込)

【俺達の評価】
4.5点(5点満点)
【俺達はこんな本も買っている】
Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする (ワニの新書)
【俺達のコメント】
01. 大好きなマクドナルドの創業者レイ・クロックって、どんな人だろう?
ユニクロ会長兼社長・柳井正さん、ソフトバンク社長・孫正義さんが、本の帯びに「これが僕たちの人生のバイブルだ!」と書かれているが目に飛び込んできた。

起業家精神を、レイ・クロックの生涯から学ぶ。
一流の営業マンが目指したものは、起業家だった。

p102 売る商品を持たないセールスマンほど無価値なものはない。

営業に自信のある人は、「売る商品」を見つけ出すことを、常に考える。
それを探し求め続けて、企業家として成功したレイ・クロックは、大器晩成型の人生だった。

p160 人々は、私がマクドナルド経営を五二歳という年齢で始めたにもかかわらず、瞬く間に成功を収めたことに驚嘆するが、実際にはショービジネス界の人々のように、そこにたどり着くまで三〇年もの長い下積み生活があったのである。

僕は、これを読んで、潜伏期間30年、大ブレークした中高年のアイドル・漫談家の綾小路きみまろさんを思い出していた。

p366 「リスクのないところには成功はなく、したがって幸福もないのだ」
リーダーシップとは決してあきらめないことでしょう。困難につきあたっても経営者はあきらめてはいけない。あきらあめることイコール会社が潰れることです。

どんな経営学者の本よりも、起業家の生涯には、経営の魂が感じられる。

02. 「マクドナルド」は今では世界119カ国で3000店を超えるフランチャイズ・チェーンを展開するまでに成功し、アメリカ文化を語る上で、なくてはならない存在となった。創業者のレイ・クロックは、マルチミキサーのセールスマンとして52歳(!)のとき、サンバーナーディノにあるハンバーガー店を訪れる。マクドナルド兄弟が築いたシンプルなメニュー構成と調理手順、そしてセルフサービスが導入された革新的なレストランを目の当たりにしたクロックは衝撃を受け、チェーン化することをその場で決意する。

「笑顔と熱意を持って接客すれば、コーヒーを買いに来た客に、アイスクリームサンデーを売ることができる」クロックはビジネスをセールスマンの視点でとらえていた。高校中退後ペイパーカップのセールスマンとしてキャリアをスタートし、着実にスキルを磨き上げていったクロックは17歳のころ、父の収入さえ上回るようになる。次第に上司と対立することも多くなり、マクドナルドとの出会いから経営者としてのキャリアをスタートする。「成功にはリスクが必ずつきまとう。しかしそれこそ醍醐味である」と語り、セールスマンとしての経験から学び取った自身のビジネス理論を巧みに用い、クロックは数々の失敗をも原動力にして突き進んでいく。

 マクドナルドの朝食メニュー、「エッグマックマフィン」や定番のデザート「アップルパイ」がフランチャイズオーナーのアイディアから生まれたことは意外に知られていない。フライドポテト製法にしても、新メニューの考案にしても、それらはオーナーと現場に携わる人々の試行錯誤で出来上がったのだ。これは経営者が売り上げの「数字」だけに固執することなく、現場との深い連携を築いたことを意味する。そしてそれがマクドナルドの成功の一つだとわたしは思う。彼のマクドナルドに対する情熱が働き手を動機づけ、企業イメージを作り上げ、それがアメリカの文化にまでなったことは、真の意味での「アメリカンドリーム」とも言える。「才能でも、天才でもない、この世界で信念と継続ほど価値のあるものはない」と述べたクロックの言葉が彼がこの世を去って20年過ぎた今も影響力があるのは、マクドナルドの哲学はわたしたちにも成功へのチャンスがあることを教えてくれているからだ。

03. (現在の)マクドナルドの(事実上の)創業者、レイ・クロックの自伝です。熱血で直情径行、そしてビジネスに取り憑かれた姿がよく現れています。ただ、本人が物書きでないため、文章の流れ的にイマイチという気もしましたが、それでも著者のエネルギーが充分に伝わってきます。雑多な文章ですが、その中に、チョコチョコと光る文が隠れています。
付録2としてユニクロの柳井社長がまとめ的な文章を書いてあるのですが、これがよかったです。付録2がなければ★2つにしていました。


04. やり遂げろ − この世界で継続ほど価値のあるものはない。

才能は違う − 才能があっても失敗している人はたくさんいる。

天才も違う − 恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。

教育も違う − 世界には教育を受けた落伍者があふれている。

信念と継続だけが全能である。

ポテト フライの真実。 クオーターパウンダーが懐かしい。

アップルパイは、どこへ行ったのか。

自分の教訓にしたいと思います。

05. 小説を読むように、最後まで興味をそらさず、一気読みさせてくれるビジネス書。
翻訳もこなれており、とても読みやすい。
レイクロックの人間くさい、愛すべき性格が行間から終始垣間見え、
読後感は非常にさわやかで、自分もがんばらなくてはと前向きな気持ちになれる。
ビジネスをどうやって立ち上げたらいいか、事業をどう運営していくか、
ケーススタディで具体的に学べ、ビジネス実践の手引書ともいえる。
さらに、経営者であるならば、コーポレートガバナンスの真髄をも学べるだろう。

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