証券・金融市場


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為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)
価格:¥ 500(税込)

【俺達の評価】
4.0点(5点満点)
【俺達はこんな本も買っている】
経済の世界勢力図 (文春文庫 さ 42-2)
【俺達のコメント】
01. 市場は決まりきった枠組みや経済理論を用いるだけでは到底説明することができない。カールポパーのオープンソサエティという概念を発展させた、「Falibility(誤謬性)とReflexivity(相互作用性)」という独自の市場哲学を持っているジョージソロスや「世の中はたしかなものなど決して存在せず、すべての現象は確率論的なものである」という哲学を持っているロバート・ルービンを例に出し、市場がいかに有機的なものであるかを本書は描いている。さらに、有機体である市場と対峙する為に最も重要な資質は「知的謙虚さ」であるというメッセージも込められている。自らの市場哲学を再考するきかっけにもなると思うので、個人的には市場関係者にもお勧めしたい。


02. 財務官時代のニックネーム「ミスター円」として名高く、為替介入を成功させたことは鮮烈な記憶として残っています。現在でもテレビ・メディアなどで大きな影響力をもっています。当文庫も期待通りの内容でした。美人投票・サプライズ・情報・柔軟さ・・・など、ならではのキーワードがちりばめられています。著者のファンではありますが、一つ気になる点が・・・竹中先生を意識しすぎなのでは・・。

03. FXなどに役立つかと思い読みましたが、あまり役にはたたないですね・・・。☆1つの評価はFXに役立つ内容ではなかったためで、本の内容が悪いということではないです。

基本的にこの本は、榊原氏が大蔵省(今の財務省)で働いていたときの経験談などが書かれています。色々、こういうときはこうしろみたいなことが書かれたりするんですが、ただの庶民にそんなこと言われても・・・って感じでした。

でも、ただの庶民はこういう有名な人が書いた本って好きみたいですねえ(笑)。こういう本を読むと、高尚な気分になるんでしょうか?

あまりオススメの本ではないです。

04. 情報という視点でモノを見ることが大切。本書は著者の経験に基き
為替という分野を論述していますが、情報をどのように扱うか学べる
書籍ともいえます。

その取り扱い方とは、知的謙虚さを持つこと。
例えば予測を立てたら、新しい情報や現実の展開をフィードバック
して予測を修正する「謙虚さ」を持つことです。
また、理論でさえも「それまでの知識と情報の集積」なのだから、
新しい情報によって変えられることを認識することです。

本書では、この知的謙虚さをジョージ・ソロス氏の考え方を用いて
幾度も説明しています。その考え方は、以下のとおりです。
『物事は不確実で、人間は必ず間違う。
 だから間違いを認めて、それを常に修正する。』

05. 「ミスター円」こと、榊原英資(えいすけ)の著書。東アジアの共通通貨構想など、共感できる点もあり、その構想に対するアメリカ側のコメントなど新鮮な視点が得られた。IMF(International Monetary Fund)の官僚体質やマスコミの閉鎖的・受動的な体質に対する批判などもあり、官僚にしてはオープンな印象を受ける。ジョージ・ソロスなどの著名人が引き合いに出てくるため、日本の対外的な関係、特に日米において、為替に対する長期的な視点への洞察が深まる部分があった。


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